- 2009年10月23日 17:20
- ちょい÷オヤジ
私が26際のころ、当時お付合いをしていた女性が山の手線内で酔っ払いにからまれたそうです。そこに勇気ある男性が酔っ払いを制止しました、ところが酔っ払いはその男性にもからんできたので、男性は目黒駅で酔っ払いと一緒に下車して事を収めたそうです。
お付合いしていた女性は助けてくれた御礼も出来なかったことを悔やみ、その勇気ある男性の行動を称えていました。そして私に「あなただったらどうした?」と問いかけてきました。自分の彼女が見知らぬ男性を褒め称える嫉妬心もあり「当然助けるよ」と虚勢を張りました。
それから3年が経ち20代最後のクリスマスの出来事でした。当時彼女もいない私は新宿で友人とお酒を飲み、桜上水の友人宅で飲みなおすこととなり京王線で友人宅に向いました。クリスマスイブ夜9時の車内はすし詰め状態でした、ドアー付近に小柄な女性が高さ1メートル程のクリスマスツリーを抱きかかえ立っていました。そのクリスマスツリーの枝が50代後半の男性のはげた頭部に"ツンツン"と何度か接触しました、ツリーを持っている女性は何度か男性の頭に接触しないように持ち替えましたが、車内は身動きがとれない状態です。
男性は業を煮やし「邪魔だ!」といいクリスマスツリーの枝もって払いのけました。彼女は何度も「すみません」を繰り返しました。男性はよほど腹がたったのか「混んでいる車内にこのようなものを持ち込むなっ」と暴言を吐き出しました。彼女の謝る声が泣き声に変わり、結局目的地ではないと思われる次の駅で途中下車してしまいました。
一部始終を近くで見ていた私と友人は、その中年男性に対して言動を制止する言葉が喉元まで出ていたのにもかかわらず、勇気の選択ができず見て見ないふりを決め込んでしまいました。
3年前「当然助けるよ」と虚勢を張った自分の成り果てはこの程度かと、反省する聖なる夜となりました。
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